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【Kindle Unlimited】WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. ~現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ~ (NewsPicks Book) – 佐渡島庸平

Book

Kindle UnlimitedでWE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 (NewsPicks Book)を読みました。

はじめに

元々、漫画「宇宙兄弟」や「安野モヨコ作品」が大好きだったのですが、たまたま過去にNHKのプロフェッショナルを見た時に佐渡島さんを知る機会を得ました。

そこからの流れで本作より過去の作品であるぼくらの仮説が世界をつくるを読みました。

www.recipe-4life.com

そこに書かれていることは過去の記事にも書いたのですが、彼独特の視点が描かれていて自分にとってはとても興味深いものでした。

自分にはない視点、自分が生活する中で足りなかった考え方を補えたような気がしてとても読み応えを感じました。

本作は前々から購入して読もうと思っていたのですが、なんとなく手が出ず、Kindle Unlimitedを申し込んだ当初から無制限に含まれていた作品なので飛びつくようにダウンロードしました。

概要

NewsPicks Book創刊2年目の第1弾はコチラ!

君たちはどう生きるか』『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を仕掛けた、メガヒット編集者がたどり着いた、インターネット時代のヒットの法則!
Apple、シャオミー、楽天、ほぼ日。
使われ続ける企業にはコミュニティが必ずある!

◆メガヒット編集者によるコミュニティ論

スマホによって、大衆は分断され、
会社や近所付き合いなどの繋がりも薄くなり、人々は孤独になった。
SNSで繋がっていても、誰もが自分の居場所を探している。
だからこそ、いまの時代に合わせてコミュニティをアップデートすることが求められている。
また、大衆が分断されたことで、モノの売り方も根本から変わった。
テレビCMなどの一方的な情報は伝わらなくなり、新商品はヒットしづらくなった。
ビジネスにおいても、コミュニティを持っているかどうかが成否を分けている。
講談社から独立し、コルクを立ち上げたメガヒット編集者・佐渡島庸平は従来のビジネスモデルが崩壊していく中で、いち早くコミュニティに可能性を感じ、コルクラボというオンラインサロンを主宰している。
最前線で考え実践する佐渡島庸平のコミュニティ論。

◆本書「はじめに」から引用

宇宙兄弟』の中にこんなセリフがある。
「We are lonely,but not alone.(我々は孤独だが、一人ではない)」
このセリフは、宇宙で一人漂う宇宙飛行士が発するものだ。しかし、たくさんの人間に囲まれていても、lonelyにはなる。どうすれば、not aloneになれるのか、コミュニティについて考えながら、探りたいと思う。 ―佐渡島庸平

内容(「BOOK」データベースより)
みんな居場所がない。スマホによって大衆は分断され、その結果、モノの売り方が根本から変わった。同じ価値観でつながるコミュニティを作れるかが、いまビジネスでも成否を分けている。『君たちはどう生きるか』『宇宙兄弟』『ドラゴン桜』を仕掛けたメガヒット編集者がたどり着いた、インターネット時代の「孤独」とその「処方箋」。Apple、シャオミー、楽天、ほぼ日。使われ続ける企業にはコミュニティが必ずある。

著者について
株式会社コルク 代表取締役社長
1979年生まれ。
東京大学文学部を卒業後、2002年に講談社に入社。
週刊モーニング編集部にて、『バガボンド』(井上雄彦)、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『モダンタイムス』(伊坂幸太郎)、『16歳の教科書』など数多くのヒット作を編集。
インターネット時代に合わせた作家・作品・読者のカタチをつくるため、2012年に講談社を退社し、コルクを創業。
従来のビジネスモデルが崩壊している中で、コミュニティに可能性を感じ、コルクラボというオンラインサロンを主宰。
編集者という仕事をアップデートし続けている。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐渡島/庸平
株式会社コルク代表取締役社長。1979年生まれ。東京大学文学部を卒業後、2002年に講談社に入社。週刊モーニング編集部にて、数多くのヒット作を編集。インターネット時代に合わせた作家・作品・読者のカタチをつくるため、2012年に講談社を退社し、コルクを創業。従来のビジネスモデルが崩壊している中で、コミュニティに可能性を感じ、コルクラボというオンラインサロンを主宰。編集者という仕事をアップデートし続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 (NewsPicks Book)より引用

感想

独特の視点は相変わらずで、自分はもちろん、おそらく著者と同世代の方々がなんとなく過ごしている中で感じている事象がわかりやすく論理的に書かれている。

前作のぼくらの仮説が世界をつくるは、その時の「個」の在り方について書かれていた本のように感じられた。

それはそれでその作品からまた少し時は流れ、本作では「個」から「コミュニティ」としての在り方について書かれている。

最近よく目にする「コミュニティ」は、このような意味合いを持っていたのか、どのような目的を持っていて、どこに向かうのか、色々と考えさせられる。

また、自分にとっても「個」だけを磨くのではなく、そうした「コミュニティ」への参加、もしくは、身の置き方をどうすべきかを考えるきっかけになった。

非常に読みやすい一冊です。