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【書評】マーケターのように生きろを読むべし

Kindle
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はじめに

Kindleで井上大輔さんの『マーケターのように生きろ―「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動』を読みました。

 


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こんな人にオススメです

・ビジネス書が好きな方

・マーケティングに関する本が好きな方

・東洋経済新報社の本が好きな方

井上大輔さんの書いた本が好きな方

 

ざっくり内容紹介

【「何者でもない自分」が最強の武器になる生き方】
「やりたいこと」なんてなくていい。
「相手がしてほしいこと」をしよう。ただし、とことん、徹底的に――。

マーケティングの英知が生んだ【4ステップ】で「仕事」「キャリア」「副業」「プライベート」…すべてで「求められる人」になれ!

STEP1 「自分がもっとも輝く場所」が見つかる…………市場を定義する
STEP2 「相手が本当に欲するもの」がわかる……………価値を定義する
STEP3 「自分がやるべきこと」がわかる…………………価値をつくりだす
STEP4 「自分を必要とする相手」に見つけてもらう……価値を伝える

 

【本書の効能】
①あなたが「本当に輝ける場所と方法」が見つかる
自分からではなく「相手からスタート」するマーケターのような生き方で、どんな人でも「必要とされる場所」と「そこで輝く方法」が見つかる!

②「マーケティング」の本質がわかる
さまざまな場面で価値観が激変する世界では、「市場を定義し、価値を定義し、つくりだし、伝える」マーケティングの知識はすべてのビジネスパーソンに不可欠なスキルになった。
その本質を、マーケティング実務のカリスマが余すところなく解説!

【著者からのメッセージ】
自分に特別な才能がないことは自覚しています。
もしあったとしたら、あの「暗黒時代」はなかったはずです。

私が「人から必要としてもらえる」ようになったのは、そんな暗黒時代から現在に至る20年で体得した、「生きる知恵」としてのマーケティングのおかげです。

私はマーケティングを理解することを通じて、仕事の幅を大きく広げることができました。
そして、キャリアプランを見直すこともできました。
のみならず、それを生き方のレベルにまで広げることで、個人としての情報発信や趣味も充実させることができました。

本書ではそんな「生きる知恵」としてのマーケティングを、余すところなくお伝えします。

 

【主な内容】
はじめに
マーケターのように生きれば「やりたいこと」なんてなくても輝ける
人生を180度変えた「マーケティング」の考え方

PART1 人の役に立ち、自らの価値を高める「マーケターのように生きる」という思想
CHAPTER1 マーケティングとは「思想」である
マーケティングとは「価値の交換」をデザインすること
マーケティングはあらゆる人の役に立つ「思想」である

CHAPTER2 マーケティングとは「人類の英知の結晶」である
マーケティングとは「人類の英知の結晶」
マーケティングに関する3つの誤解
もっとも重要な「3つの英知」

PART2 仕事もキャリアも人生も好転する「マーケターのような生き方」4ステップ
STEP1 市場を定義する:「自分がもっとも輝く場所」が見つかる
なぜ「市場を定義する」のか?
「市場を定義する」マーケターの思考と技術
「市場を定義する」を仕事、キャリア、人生に生かす

STEP2 価値を定義する:「自分がやるべきこと」がわかる
なぜ「価値を定義する」のか?
「価値を定義する」マーケターの思考と技術
「価値を定義する」を仕事、キャリア、人生に生かす

STEP3 価値をつくりだす:「相手が本当に欲するもの」がわかる
なぜ「価値をつくりだす」のか?
「価値をつくりだす」マーケターの思考と技術
「価値をつくりだす」を仕事、キャリア、人生に生かす

STEP4 価値を伝える:「自分を必要とする相手」が見つかる
なぜ「価値を伝える」のか?
「価値を伝える」マーケターの思考と技術
「価値を伝える」を仕事、キャリア、人生に生かす

おわりに あらためて「マーケターのような生き方」のすすめ

 

井上 大輔(イノウエ ダイスケ)
マーケター、ソフトバンク株式会社 コミュニケーション本部 メディア統括部長。
ミュージシャンを志すも挫折。小さな広告会社でプランナーの仕事を始める。当初はまったく仕事のできないお荷物社員だったが、マーケティングの英知から学んだ「仕事とは人の役に立つこと」という思想に目覚めて以降、仕事にかぎらずあらゆる場面で「必要とされる」ようになる。以降ニュージーランド航空、ユニリーバ、アウディジャパンなどでマネージャーを歴任。ヤフー株式会社MS統括本部マーケティング本部長を経て現職。
雑誌・Web媒体への寄稿や講演会・セミナーへの登壇多数。NewsPicksアカデミアプロフェッサー。著書に『デジタルマーケティングの実務ガイド』(宣伝会議)など。

 

「何者でもない自分」が最強の武器になる生き方
「個」の時代だと言われます。在宅勤務が急速に普及し、副業も一段とやりやすくなりました。
インターネット経由で単発の仕事を請け負う「ギグワーク」も一般的になってきました。
こうして働き方が多様になるのは、働き手にとってはいいことのようにも思われますが、見方によってはとても過酷なことだとも言えます。
頭抜けて優秀なフリーランスに、事務や営業の仕事までを外注するのが一般的になったら、多くの人が会社での居場所を失ってしまうでしょう。(中略)

そうだとすると、「表現できる自分」なんて持っていない人は、どうすればいいのでしょうか?
そもそも自分を表現するなんて性に合わないという人は?
あるいは、そうしたくても才能がないと自覚していたり、1度は挑戦してむなしくも挫折した人は?
そういった人たちは、誰も際立った「個」を持つことはできないのでしょうか?

それは違います。
そんな人には、「相手をよく知り、その期待に応える」という生き方があります。
自分を表現するのではなく、人の期待に応えることを追求するのです。
そのために、まずは相手をよく知り、相手が何を求めているかに思いをめぐらせます。
そして、自分にできる精一杯でそれに応えます。
この本では、そんな生き方を「マーケターのように生きる」と呼んでいます。
マーケティングとは、そうして「常に相手からスタートする」という考え方を体現したものだからです。(「はじめに」より抜粋)

 

『マーケターのように生きろ―「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動』より転載

 

感想

この本を読んで、マーケターのマインドセットを再確認できました。
マーケティングというのは普遍的なもので、日常生活の中でも知らず知らずのうちに身に付いてるものでもあるのかなと気がついた一冊です。

「あの人は何をしたら喜んでくれるだろうか」
「あの人は自分に何を望んでいるだろうか」
「あの人がされて嫌なことはなんだろうか」

普段の生活でも仕事でもこれを考えれる人、理解できる人、行動できる人はスマートな印象があります。
この基礎を突き詰めた結果がマーケティングということなのではないでしょうか。

「やりたいことをやって生きていこう」という働き方を実践する人たちが増えてきた反面、「本当にそんな生活できるのかな」「自分にもできるだろうか」という不安となんとなく行動に移せない人たちもたくさんいることと思います。
そんな働き方と対照的に「やりたいこともいいけど、そもそも相手が何を求めてるかじゃない?」ということを再現性の高い働き方として本に書かれています。

この記事を書いている僕はITやWebの業界にどっぷり浸かっている人間です。
個人で活動しているため、毎日お客さんがどんなことを求めているのかということを繰り返し考えます。
その業界がどんなことを求めているのか、こうして記事を書きながらこのブログにたどり着いた人は何を求めてきたのかということも常に意識しています。
この本の通りに100%できる必要はなく、これから仕事で関わる全ての人に対して、この人は自分に何を求めているのか、この会社、この業界はどんなことを求めているのかなど考える癖を付けることで色々な気付きが生まれるのではないかと思います。
あとは行動あるのみではないかと思います。
個人で活動し、ある程度やりたいこともやれるようになった今、改めて自分がお付き合いしているお客さん、これからお付き合いするであろうお客さんが何を求めているのか考え直すきっかけになった本です。

 


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