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【Kindle】実験思考 世の中、すべては実験 (NewsPicks Book) – 光本 勇介

Kindle

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Kindleで光本 勇介さんの『実験思考 世の中、すべては実験 (NewsPicks Book)』を読みました。

 

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はじめに

幻冬社の箕輪厚介さんの広告、宣伝はいつも秀逸で、ついつい読んでしまいます。

現代の忙しい人たち、本を読みたいんだけど中々時間がさけないという人たちに、いかにわかりやすくさらっと読ませるかということに工夫を凝らしているのだと思います。

本作はそんな箕輪さん経由で発売前からTwitterを中心にバズっていました。

最も注目を集めたのは『価格自由』という点です。

紙の本で買うなら原価の数百円だけいただきます。

Kindleだったら無料です。

と言った具合に、タイトルそのままに実験的な販売を行いました。

そして読んだ後に価格を決めて支払ってくださいねという仕組みなのです。

これはこの著書を読めばわかることなのだけど、まさにこの光本さんの『実験思考』が成した業なのです。

 

こんな人にオススメです

  • マーケティングが好きな方
  • 箕輪厚介さんが編集した著書が好きな方
  • 光本勇介さんが好きな方
  • 何か面白いことをしたいと思っている方
  • 人とは違うことをやってみたいと思っている方

 

ざっくり内容紹介

内容紹介

即現金化アプリ「CASH」を70億で売却!
次から次へと狂ったビジネスを立ち上げる天才起業家の頭の中

すべてのビジネスは「実験」だ。
自分の考えたアイデアや仮説を「世の中」というビーカーにぶち込む。

そこでどんな「火花」が散るのか?どんな「化学反応」が起きるのか?

実験なら失敗しても、それはひとつの「検証結果」なので、むしろ「価値」になる。

この考え方「実験思考」を身につければ、いまの「先が見えない時代」も失敗を恐れずわくわくして生きていける。

さあ、実験を始めよう。

「事業も含め、世の中のすべてのことはやってみないとわからないことだらけです。

それならば、とりあえず打席に立ち続け、バットを振りまくったほうがその経験から得られるものも多いですし、あわよくばヒットかホームランも生まれるかもしれない。

大切なのは「とにかくやってみよう」の精神です。

本書によって、一人でも多くの人が「実験」をして、人生を遊び尽くすことができれば、ぼくにとっても最高です。」

(本文「はじめに」より)

堀江貴文推薦!

「光本くんからは新しいアイデアがポンポンと出てくる。
いとも簡単にぶっ飛んだ発想ができるビジネスの天才だ。」

●目次
はじめに すべてのビジネスは「実験」だ

「失敗」は自分だけの価値になる
「実験思考」で生きればこんなに楽しい時代
固定概念をすべて取っ払う
いきなり起業せずに就職した理由
新卒採用がない会社に入社する戦略
20通りのアドレスにメールを送る
起業のネタに困ったことはない
貯金残高2万円
「STORES.jp」の誕生
ZOZO前澤さんとの出会い
24時間で3.6億円をばら撒いた
「すべての人を信じる」ビジネスをやりたい
社長は暇なほうがいい
全力で「普通の生活」をする
「インターネットの人」にならない
人の「いいね」も「悪いね」も信じない
事業は「タイミング」が命
「ズレが限界に達しそうな業界」を探す
「表現」次第で市場は広がる
いらないモノは極限まで「削る」
ぼくが考える未来予想図

著者について

株式会社バンク 代表取締役兼CEO。

10歳から18歳までデンマークとイギリスで過ごす。

2004年青山学院大学卒業後、オグルヴィ・アンド・メイザージャパン入社。

2008年ブラケット(現ストアーズ・ドット・ジェーピー)を設立し、代表取締役兼CEO就任。

2013年ブラケットをスタートトゥデイ(現 ZOZO)に売却。

2016年MBOを実施し、ブラケット取締役会長に就任。

2017年バンクを設立し、代表取締役兼CEO就任。

2017年「CASH」をリリース、その後DMM.comへ全株式を売却。

2018年MBOを実施。

 

実験思考 世の中、すべては実験 (NewsPicks Book)より転載

 

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オススメポイント

社長は暇なほうがいい

  • 仕事はなるべく周りに振り、考える時間をなるべく多くつくる

 

周りに仕事を振れる優秀な人たちがいる、もしくは育成する環境があるということが強みなのだと思います。

そしてその考える時間から出されたアイデアと結果がまたその組織を強くしていくのだと思います。

そのための努力を続けてきたのだと思うと考えさせられます。

 

「インターネットの人」にならない

  • ネットから離れることを意識している
  • インターネット的な発想にならないようにしている

 

これも僕自身、ハッとさせられた考え方です。

僕はインターネットにかなり依存する傾向があり、(SNSやブログなど)ついついインターネットに関わるものでヒントを探してしまいがちです。

情報収集や考え事をするときも常にパソコンかスマホをさわっているくらいです。

そういったツールから離れた時に、また新しい気付きがあるのかもしれません。

 

人に相談しない

  • 自分の感覚を大切にしている
  • 自分の気付きや仮説の答え合わせをしたいので相談は無駄

 

これは正にそうだと思いました。

こうやって文章になると頭の中がスッキリします。

僕もたいていのことは人に相談しないです。

自分で考え、気付き、仮説を立てて、実行し、失敗して、修正してということをやりたいのです。

自分で納得したいのです。

なぜうまくいったのか、なぜうまくいかなかったのか。

それが楽しくて仕方ないです。

非常に共感できる考え方でした。

 

事業は「タイミング」が命

斬新すぎて時代が追いついていないもの、早ければ早いほどいいということもなく、かと言ってタイミングを逃して他社が初めて成功するもの、事業は生物とよく言われますが、これも正にですね。

 

「ズレが限界に達しそうな業界」を探す

時代がこんなに変化しているのに、ずっと同じビジネスモデルやサービスを提供していると、そこでのズレが大きくなったときに、その業界のプレイヤーがガラッと入れ替わるタイミングが来ると思っています。

 

これはまた別の投資の本を読んでいた時にも同じようなことが書かれていました。

今は個人や小規模の企業が大手をひっくり返すこともあります。

大手のビジネスモデルに依存しすぎて、急に小規模から上がってきた会社とガラッと入れ替わるようなどんでん返しです。

自動車産業が今まさにその過渡期ではないでしょうか。

自動車産業の大手であるTOYOTAもあらゆる会社と提携して自動運転にシフトすべく参入しました。

自動運転はまだどこの会社もシェアを取っていないので、大手とベンチャー出身のユニコーン企業など業界の入れ替わりが起こりうるのではないかと思います。

 

がんに着目

  • 2人に1人ががんになって、3人に1人ががんで死ぬ
  • なぜみんな1年に1回しか人間ドックに行かないのか
  • カジュアルに月1回がんの検査ができるサービスがつくれないか

 

こうして改めて考えてみると、確かになぜそのようなサービスがないのかと考えさせられます。

あるにはあるけど世の中的に浸透していないのか。

それとも医療法との兼ね合いで実施できないのか。

何にせよ、こういった盲点を解決できるサービスができる、実験するということは素晴らしいと思います。

 

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感想

改めて気付かされたのは、やる人はやるし、やらない人はやらないということです。

『実験思考』というキャッチコピーは付きつつも、つまるところ大事なのは行動力です。

考えるための時間、試行錯誤、色々とやるべきことはありますが、結局はやるのか、やってみるのかに尽きるのだと思います。

お金というのはあくまでも行動するためのツールなのだとこの本を読んで気付かされました。

そんな光本さんは引き続き箕輪さんやホリエモンと色々と企んでいるようで、今後も楽しみです。

 

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