GEOレンタルで北の国から’98時代を見ました。
はじめに
’95秘密から時は流れて3年。
五郎の喜びが大爆発する今作。
前作からの純とシュウ、そして蛍の恋の行く末。
それらを取り巻く麓郷の仲間たちに今度は何が起こったのか。
こんな人にオススメです
- 北の国からが好きな人
- これから北の国からを見始める人
- 北海道、富良野が好きな人
ざっくり内容紹介
富良野で生きる黒板五郎と、彼の家族、彼らを取り巻く人々の人生を描くドラマシリーズのスペシャル版第7作。
不倫の末、男と根室で暮らしていた蛍だったが、破局を迎え、子どもを身籠もって札幌で一人で暮らしている。
純はゴミ処理の仕事にも慣れ、シュウの実家へ挨拶に行くが、彼女とはやや遠距離恋愛となり、心の溝を感じつつある。
彼らの物語をメインに置きながらも、今回は人の力ではどうしようもない時代の変化と、それに翻弄される人々の、さらに大きなドラマが展開。本作についてまわる、無邪気な自然賛歌のイメージを根底から覆すシビアな現実が突きつけられる。
だが、その果てにあるものは、81年のシリーズ開始以降のすべてを肯定する、感動のクライマックスである。(田中 元)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
北海道・富良野を舞台に家族の愛と絆を描いた、人気ドラマスペシャルのDVD第7弾。
純は恋人・シュウの実家に挨拶をしに行くが、その後シュウが突然アパートを引き払い実家に戻ってしまう。
そんな矢先、蛍が五郎や純に内緒で借金をしに富良野に戻ってくる。
内容(「Oricon」データベースより)
北海道・富良野を舞台に、家族の愛と絆を描いた名作ドラマ「北の国から」のドラマスペシャル第7弾がDVDで登場!
田中邦衛、吉岡秀隆、中嶋朋子ほか出演
あらすじ
1997年、初夏。落石に暮らす螢(中嶋朋子)の元に正吉(中沢佳仁)がやってきた。
「仕事がこっちにあって…」という正吉は、富良野の近況をいろいろと話し始めた。
近頃、炭焼きに凝って完次(小野田良)のやっている有機農法の手助けをしているという父・五郎(田中邦衛)。
一緒に暮らしている純(吉岡秀隆)は、今ではすっかりゴミ収集のベテランになって、恋人のシュウ(宮沢りえ)ともうまくいっているらしい。
そして、近く結婚するという完次の相手ツヤ子(小池美枝)というのは、実は完次の弟・チンタ(永堀剛敏)の元彼女だった、という事など、富良野の近況を報告していった。
しかし、純とシュウの間は実際はうまくいっていなかった。
純がシュウの家族に挨拶に行った直後、シュウは、実家に帰ってくるよういわれたのだ。
自分の職業が気に入られなかったと思い悩む純は、すっかり落ち込んでしまう。
その上、螢が金を工面するために、富良野に戻ってきているというのだ。和夫(地井武男)や正吉だけではなく、離婚して富良野に戻っていた雪子(竹下景子)のところにもやってきたという螢。
しかし純と五郎の所に螢はやってこなかった。純はさらに落ち込んでしまう。
螢は一体何のために金が必要なのか、だれもその理由を知らない。
しかし、最後に訪ね、金を用意してくれた草太(岩城滉一)にだけは、螢は本当のことを打ち明けていた…。
オススメ1
富良野に来て17年、五郎の喜びが大爆発します。
落石の医者との関係が終わっていた蛍。
そしてその蛍と結婚することになった正吉。
正吉は、五郎からの結婚の許しをもらいたいということと、蛍のお腹の中に子どもがいることを五郎に打ち明けます。
五郎は黙ったまま正吉の手を握り、次に蛍の手を握り、そして純の手を握ると黙ったままひとりで家の中に駆け込んでしまいます。
そしてそのまま妻である令子の墓前で大号泣します。
喜びの大号泣です。
純も富良野に来てからこんなにストレートに喜びを表現する五郎を見るのは初めてのことでした。
男手一つで蛍を育てた五郎。
最高です。
蛍も社会人になってから波乱が多かったので、息子同然の正吉と蛍の結婚には感動もひとしおだったのではないかと思います。
オススメ2
正吉の男気があふれます。
そして草太のファインプレーが炸裂します。
落石の医者との関係が終わった蛍ですが、お腹の中にはその彼の子どもが。
草太に20万円を貸して欲しいと頼んだ蛍は、ひとりで産んで育てる決心を打ち明けます。
その蛍の決意に胸を打たれた草太が動き出します。
草太は正吉を喫茶店に呼び出し、蛍の事情を内緒で打ち明けます。
そして結婚するように進言します。
「おまえにとって黒板家は家族だろ」
正吉は黒板家への思いも強く、長い間蛍のことも思っていました。
その言葉に突き動かされるように正吉は蛍へ猛アピール。
先に紹介したように、二人は見事結ばれます。
正吉は相変わらず男気にあふれています。
成長著しいです。
今回に限っては草太はファインプレーでしたが、本作全体を通して見るとプラマイゼロ感も否めないのです。
作品紹介
1997年、初夏。
落石に暮らす螢(中嶋朋子)の元に正吉(中沢佳仁)がやってきた。
「仕事がこっちにあって…」という正吉は、富良野の近況をいろいろと話し始めた。
近頃、炭焼きに凝って完次(小野田良)のやっている有機農法の手助けをしているという父・五郎(田中邦衛)。
一緒に暮らしている純(吉岡秀隆)は、今ではすっかりゴミ収集のベテランになって、恋人のシュウ(宮沢りえ)ともうまくいっているらしい。
そして、近く結婚するという完次の相手ツヤ子(小池美枝)というのは、実は完次の弟・チンタ(永堀剛敏)の元彼女だった、という事など、富良野の近況を報告していった。
しかし、純とシュウの間は実際はうまくいっていなかった。
純がシュウの家族に挨拶に行った直後、シュウは、実家に帰ってくるよういわれたのだ。
自分の職業が気に入られなかったと思い悩む純は、すっかり落ち込んでしまう。
その上、螢が金を工面するために、富良野に戻ってきているというのだ。
和夫(地井武男)や正吉だけではなく、離婚して富良野に戻っていた雪子(竹下景子)のところにもやってきたという螢。
しかし純と五郎の所に螢はやってこなかった。純はさらに落ち込んでしまう。
螢は一体何のために金が必要なのか、だれもその理由を知らない。
しかし、最後に訪ね、金を用意してくれた草太(岩城滉一)にだけは、螢は本当のことを打ち明けていた…。
<出演者>
黒板五郎:田中邦衛
黒板純:吉岡秀隆
黒板螢:中嶋朋子
北村草太:岩城滉一
小沼シュウ:宮沢りえ
笠松正吉:中沢佳仁
北村アイコ:美保純
北村正子:今井和子
宮田寛次:布施博
中畑みずえ:清水まゆみ
小沼周吉:室田日出男
時夫:笹野高史
成田新吉:ガッツ石松
笠松みどり:林美智子
中畑和夫:地井武男
宮前雪子:竹下景子
ほか<スタッフ>
原作・脚本:倉本聰
音楽:さだまさし
プロデューサー:山田良明、笹本泉
撮影:竹越由幸
美術:根本研二
照明:本間利明
音声:西田貞雄
演出:杉田成道
制作:フジテレビ
北の国から ’98時代 前編より転載
感想
相変わらず五郎にはいつもウルっとさせられるのですが、正吉の男気にも胸が熱くなる今作。
五郎の優しさと正吉の男気がギュッと詰まった最高の回です。
草太もファインプレーではあるものの、ちょっと攻めすぎ感が否めないところです。
後編も楽しみです。