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【レンタル】北の国から 2002 遺言 後編

Cinema
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GEOのレンタルで北の国から 2002 遺言 後編を見ました。

はじめに

泣いても笑っても今作が北の国からシリーズ最後です。

まあ、間違いなく泣くのですが。

黒板家の成長と絆を最後まで見守りたいと思います。

 

こんな人にオススメです

  • 北の国からが好きな人
  • これから北の国からを見始める人
  • 北海道、富良野が好きな人

 

ざっくり内容紹介

Amazonレビュー

1981年の開始以来、断続的に続いてきた国民的ドラマシリーズ最終作。

草太から引き継いだ牧場経営がうまくいかず、莫大な借金を抱えたあげく倒産に追い込んでしまった責任から、純は富良野を離れて羅臼で暮らしている。

純と共同経営者だった正吉も失踪し、蛍は女手一つで息子の快を育てている。

五郎は自身の体調不良と中畑の妻の病気を目の当たりにすることで遺言を書き始める。

最終作ということもあってか、これまでは諸問題に折り合いをつけがちだったが、今回は正面から逃げることなく向き合う、決意の物語であるといえるだろう。

だが、だからといって彼らの人生がまだ終わったわけではなく、やはりこれもまた通過点の一つに過ぎない、そういうメッセージを全編から感じ取れる、ひとまずの完結編。(田中 元)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

富良野を舞台に、家族の愛や絆を描く名作ドラマの最終回を収録した2枚組。

純と正吉が草太から受け継いだ牧場が倒産。

2人は働き口を求め富良野を出ていく。

一方、すみえに家を建ててくれるよう頼まれ、家作りに着手し始めた五郎は腹痛を訴え…。

内容(「Oricon」データベースより)

1981年10月の連続ドラマ放送開始以降、絶大な人気を誇る、倉本聰原作の北海道・富良野の大自然を舞台に繰り広げられる家族の絆を描いた感動作「北の国から」が遂に完結!

最終章「2002遺言」の前・後編を収録した2枚組DVD作品。

 

北の国から 2002 遺言より転載

 

あらすじ

螢(中嶋朋子)の勤める病院にみずえ(清水まゆみ)が入院してきた。

肝臓に癌が転移しておりすでに手の施しようがなかった。

その日、一緒に新居作りをしていた新吉(ガッツ石松)が「遺言を書いているか?」と切り出してきた。

新吉のすすめもあり、五郎は元中学校の校長の山下(杉浦直樹)に習い、遺言を書いてみることにした。

ひょっこりトド(唐十郎)が五郎を訪ねてやって来た。

二人は、仕事や子供のことを語りあったが、五郎は最後までトドの素性を知らなかった。

そして純(吉岡秀隆)は、流氷を親父さんに見せるようトドに言い渡された。

羅臼までの交通手段と同封された費用を受け取った五郎は、この冬の羅臼行きを決めた。

その頃、結(内田有紀)の夫・弘(岸谷五朗)が町に戻って来た。

呼び出され叩きのめされた純。

純は自分の決心を告げに弘のもとに乗り込み、そして結の手には猟銃があった。

流氷が来て、五郎が羅臼にやって来た。

純は富良野に帰ろうと思っていること、結のことを打ち明けた。

翌朝、純はトドがトド撃ちに行ったまま戻って来ないことを知らされた。

漁船での捜索、巡視船も出された。

そんな中、純も弘も迎え火を焚いてトドの帰りをひたすら待つのだった。

時をほぼ同じくして、富良野からみずえの死の報が入り、純は2年振りに富良野に帰ることになった。

そして螢の元には正吉(中沢佳仁)からの手紙が届いた。

 

『北の国から 2002遺言』(後編)より転載

 

オススメ1

素敵なシーンがたくさんあって迷ったのですが、ラストシーンの五郎の遺言ははずせません。

「遺すものは、何もない。遺すべきものは、もう遺した気がする。俺が死んでも、麓郷は変わらない。金なんか望むな。幸せだけを見ろ。ここには何もないが、自然だけはある。自然はお前らを死なない程度には充分、毎年食わしてくれる。自然から少しだけ頂戴しろ。そして謙虚に、つつましく生きろ。それが父の、おまえらへの遺言だ」

 

とてもシンプルでスッキリしていて素敵な文章です。

思い返してみれば、五郎はずっと自然と共に生きてきました。

知恵を振り絞って3人で支え合って生活してきました。

これまでの北の国からシリーズの全てがこの遺言に凝縮されていると感じれる素敵な文章だと感じました。

遺言でありながら北の国からを愛する全ての人たちに捧げた五郎からのメッセージなのだと思います。

 

オススメ2

正吉の元へ旅立つ蛍と快。

快との別れを惜しんだ五郎は駅員の制止を振り切って、蛍と快の乗った列車をいつまでも追いかけます。

純はそんな五郎のみっともない姿を素敵だと思うようになりました。

そして自分にそんな家族思いの五郎の血が流れていることを誇らしく思うのでした。

 

今作では純の成長が感じられます。

これまではうだつのあがらない青年だったのですが、過去の自分と決別し、覚悟をもって生きていくことを決意します。

失敗と挫折を繰り返して、五郎の優しさに何度も救われて、見事な青年になったと思います。

 

作品紹介

螢(中嶋朋子)の勤める病院にみずえ(清水まゆみ)が入院してきた。

肝臓に癌が転移しておりすでに手の施しようがなかった。

その日、一緒に新居作りをしていた新吉(ガッツ石松)が「遺言を書いているか?」と切り出してきた。

新吉のすすめもあり、五郎は元中学校の校長の山下(杉浦直樹)に習い、遺言を書いてみることにした。

ひょっこりトド(唐十郎)が五郎を訪ねてやって来た。

二人は、仕事や子供のことを語りあったが、五郎は最後までトドの素性を知らなかった。

そして純(吉岡秀隆)は、流氷を親父さんに見せるようトドに言い渡された。

羅臼までの交通手段と同封された費用を受け取った五郎は、この冬の羅臼行きを決めた。

その頃、結(内田有紀)の夫・弘(岸谷五朗)が町に戻って来た。

呼び出され叩きのめされた純。純は自分の決心を告げに弘のもとに乗り込み、そして結の手には猟銃があった。

流氷が来て、五郎が羅臼にやって来た。

純は富良野に帰ろうと思っていること、結のことを打ち明けた。

翌朝、純はトドがトド撃ちに行ったまま戻って来ないことを知らされた。

漁船での捜索、巡視船も出された。

そんな中、純も弘も迎え火を焚いてトドの帰りをひたすら待つのだった。

時をほぼ同じくして、富良野からみずえの死の報が入り、純は2年振りに富良野に帰ることになった。

そして螢の元には正吉(中沢佳仁)からの手紙が届いた。

 

出演者・スタッフ
<出演者>
黒板五郎:田中邦衛
黒板純:吉岡秀隆
笠松螢:中嶋朋子
小沼シュウ:宮沢りえ
高村結:内田有紀
宮前雪子:竹下景子
中畑和夫:地井武男
北村草太:岩城滉一
水谷涼子:原田美枝子
高村吾平:唐十郎
清水正彦:柳葉敏郎
成田新吉:ガッツ石松
宮田寛次:布施博
中畑みずえ:清水まゆみ
中畑すみえ:中島ひろ子
三沢のじいさん:高橋昌也
三沢夫人:根岸季衣
笠松快:西村成忠
ほか
<スタッフ>
原作・脚本:倉本聰
音楽:さだまさし
プロデューサー:中村敏夫、杉田成道
撮影:竹越由幸、森田修
デザイン:根本研二
美術:梅田正則
照明:本間利明
音声:三井登
演出:杉田成道
制作協力:フジクリエイティブコーポレーション
制作:フジテレビ

感想

この作品をどうしてもっと早く見なかったのかと自分を責めたい。

 

黒板家の五郎、純、蛍の成長と共に、自分も成長したような気持ちになる。

こんなにも優しい人たちが、世界があるのかと。

どんな理不尽で、不都合なことが起きても、みんなでまた乗り越えていく。

人と人が支え合っているという表現が最もしっくりくる。

 

みんなが五郎の優しさに救われる。

五郎の懐の大きさに感動する。

自分の器の小ささに落胆する。

 

純の未熟さ、イビツさに毎回やきもきさせられる。

しっかりしていたはずの蛍がどんどん大人の女性になって複雑になってやきもきさせられる。

 

そんな黒板家を支える麓郷の仲間たち。

個人的には正吉、中畑と清吉がとても男らしくて好きだった。

 

もう彼らの生活に触れ、自分があたかもそこに住んでいるような感覚を味わえないのかと思うととても寂しい。

 

今度は直接麓郷に行ってたくさんのことを味ってこようと思う。

その時はまた書きたいと思います。

 

ありがとうございました。

 

 

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